花火によく使われる材料の性質 6, 硝酸銀

第6回 硝酸銀の性質 硝酸銀；分子式AgNO3、分子量169.87。

1. 物理化学的性質。外観と性質：無色透明の菱形結晶または白色結晶で苦味がある：212 °C; 沸点：440°C (分解); 相対密度 (水=1)：4.35; 溶解度：水、アルカリ等に溶けやすい。エーテルにわずかに溶ける。
2. 健康リスク。硝酸銀を誤って摂取すると、激しい腹痛、嘔吐、血便を引き起こし、消化管に穴が開くこともある。皮膚や目に火傷を起こすことがある。本製品に長期間さらされた作業者は、全身性の銀被膜を形成する可能性がある。症状には以下が含まれる：全身に青灰色または淡色の皮膚色素沈着が広がる；眼に銀が沈着して眼障害を引き起こす；呼吸器に銀が沈着して慢性気管支炎を引き起こす。
3. 危険な性質。無機酸化剤で、可燃性物質と接触すると発火することがある。高温にさらされると分解し、有毒な窒素酸化物を生成する。
4. 緊急流出対応.汚染された流出区域を隔離し、立ち入りを制限する。緊急時要員は防塵マスク（フルフェイス）と抗ウイルス服を着用することを推奨する。流出物に直接接触しないこと。流出物を還元剤、有機物質、可燃性物質または金属粉に接触させないこと。少量のこぼれ：清潔なシャベルで乾燥した清潔な蓋付き容器に回収するか、多量の水で洗浄し、洗浄水で希釈し、下水道に廃棄する。大量にこぼれた場合：リサイクルのために回収するか、埋め立て処分場に持ち込む。
5. 消火方法水、霧、砂などを使って消火する。