花火によく使われる材料：12.マグネシウム-アルミニウム合金粉末の特性

花火によく使われる材料：マグネシウム-アルミニウム合金粉末の特性 英名：Magnesium; 分子式：A13Mg, 分子量：178.22。

1. 物理的・化学的性質外観と性質：金属光沢のある灰色粉末、融点：463℃、相対密度（水＝1）：2.15、飽和蒸気圧：0.13kPa（621℃）、燃焼熱：609.7kJ・mol 1、溶解性：アルカリ溶液に安定、酸に溶解し水素を発生する。水と反応する。
2. 健康に対する有害性急性中毒は観察されていないが、眼球結膜や鼻粘膜にわずかな刺激があるだけである。吸入すると、咳、胸痛などを引き起こすことがある。経口摂取は有害である。
3. 危険有害性引火性。粉塵と空気は爆発性の混合物を形成する可能性があり、粉塵の含有量は 32.5 mg/l に達し、直火で容易に引火し、爆発を起こす。水、湿気または酸と接触すると、水素ガスを発生し、高熱を発し、自然発火または爆発する。酸化剤と接触すると激しい反応を起こす。
4. 漏出時の緊急措置漏出により汚染された区域を隔離し、立ち入りを制限する。着火源を断つ。緊急要員は、陽圧自給式呼吸器および防火服を着用することが推奨される。漏出した製品に直接触れないこと。少量の漏出：粉塵の発生を避け、清潔なシャベルで製品を乾燥した清潔な蓋付き容器に回収し、リサイクルのために移し替える。大量に漏出した場合：ビニールシート、防水シート等で覆い、飛散を抑えた後、専門家の 指示のもとに製品を除去する。
6. 消火方法消火剤としては、水、ハロゲン化炭化水素（消火剤 1211 等）、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等は使用せず、乾燥塩化ナトリウム粉末、乾燥黒鉛粉末、乾燥炭酸ナトリウム粉末、乾燥炭酸カルシウム粉末、乾燥砂等を使用する。